余暇研究集会 2021「日本人の余暇の進む道を探る」
【日時】 9月11日(土)13:30~16:00
【開催方式】 Zoom オンライン開催
【参加費】 無料
【内容】
13:30 開会宣言
理事長あいさつ「私たちはどんな余暇をどう振興していくのか」
13:45 基調講演「祭りとゴルフは何が違うか?-余暇の位置づけ、余暇活動の位置づけを考えるー」
〜フリートーク・ディスカッション
15:30 「特定非営利活動法人日本余暇会」設立総会
16:00 閉会
相変わらずのコロナ禍で不穏な日々が続きますが、このようなときこそ、個々人、家族、友人、大切な人たちとの心豊かな暮らしの実現に、余暇、余暇活動はより大切、大事であると思います。
なお余暇研究集会に引き続き、日本余暇会のNPO設立総会を開催いたします。ぜひ多くの皆さまにお立ち会いいただければ幸いです。
皆さまのご参加をお待ちしております。
基調講演「祭りとゴルフは何が違うか?」
余暇は個人の自発的行為であり本来他人にとやかくいわれるようなものではないはずである。
しかし、現代の日本人の余暇には、現役世代が忙しすぎて余暇生活を充実させられないという点を除いてもなお問題含みであり(とりわけ高齢世代)、他者の手助けを必要としているようにみえる。
では手助けする余暇振興団体が対象とすべきはどんな種類の余暇活動なのだろうか。すべての余暇を振興するというのは不可能であり、また無意味でもある。
それから、余暇活動のどんな状態が目指されるべきなのだろうか。ルーティンワーク化してしまった余暇はもはや余暇とはいえないのかもしれない。
余暇活動の具体的な振興方法を考えるに当たっては、こうした点について自問しながら、まず余暇を「自由時間」のような大ぐくりにではなく、より詳細かつ具体的に認識することからはじめなければならないであろう。
本講演では、これまでの余暇研究を参照しながら、そのためのヒントをいくつか提示したい。
日本余暇会会長/宮田 安彦(みやた やすひこ)氏プロフィール
1962年三重県伊賀市生まれ。大手機械メーカー経営企画室、シンクタンクを経て、現在大妻女子大学家政学部ライフデザイン学科教授 専門分野は、生活経営学、社会学、生活文化論、観光振興、地域振興の助言を行うほか、「”和の暮らし”推進プロジェクト」を主宰し、学生と共に実践的な活動を行っている。所属学会は、日本家政学会、日本生活学会、余暇ツーリズム学会、文化経済学会、和食国民会議など。 主な著書は、『フューチャーワーク:21世紀の働き方』『ソフトパワー日本復権への道』(共著)、『「会社のひと」から「社会のひと」へ』『総説ライフデザイン学』『「おもてなし」を考える-余暇学と観光学による多面的検討』(共著)など。